港湾環境エンジニアリング

Dxf関連

Dxf関連

FLIPのデータ作成や結果整理にAutoCADとDxfを多用していますが、AutoCADのコマンド使用方法やDxfファイルの内容については次のものを参照していただき、ここでは頻繁に使用する内容のみ事例を用いて説明いたします。

AutoCAD使用方法:acad_one-point.pdf(3.20MB)

Dxfファイルの内容:dxf_practical.pdf(0.97MB)

AutoCADのひと工夫

「複写」

    自重解析時の境界条件は次のように、側方はSPC_x:鉛直ローラー、底面はSPC_xy:固定となっていますので、これをマークで表した場合を示します。

    自重解析の境界条件
    自重解析の境界条件
  1. 「拘束荷重出力.xlsx」を#dから完成させ、シート[BOUN]のR列がマークの座標値になります。。
  2. 側方のSPC_xのマーク(菱形、水色)の右側頂点を複写の基点に設定します。
  3. マークの複写前
    マークの複写前
  4. 「拘束荷重出力.xlsx」シート[BOUN]のR列の該当する座標範囲をコピーし、AutoCADのコマンドラインが「2点目....」になったら、そこに貼り付けます。
  5. 複写座標値
    複写座標値
  6. マークが貼り付けられます。
  7. マークの複写後
    マークの複写後
    【活用できるその他のコマンドについて】

    座標値を入力するコマンド(ポリラインや線分など)では同様な方法で図形を描画することができますので、試してみてください。

Dxfファイルの活用

Dxfからのデータ抽出

「DxfExtraction.jar」を用いて、円・線分・ポリライン・テキストのデータをcsv形式で抽出します。

  1. 抽出したい図面をAutoCAD2004のdxf形式で保存します。
  2. 「DxfExtraction.jar」を実行すると、第1段階として、円・線分・ポリライン・テキストのデータ(.csv)を抽出します。第2段階でレイヤー名・色・線種別に細分化することもできます。

データからDxfの作成

「DxfDraw.jar」を用いて、円・線分・ポリライン・テキストのcsvデータより、Dxfデータを作成します。

  1. 例として、「DxfDraw.jar」を実行し、上記で抽出したデータを入力すると、Dxfデータが作成されます。
  2. そのファイルをAutoCADで読み込めば図面が描画されます。
  3. 【応 用】

    上記では「DxfExtraction.jar」で抽出したものを例としましたが、このcsv形式がフォーマットですので、このフォーマットで新たにデータを作成して描画することができます。