Excelの活用術

Excelは多くの関数を有していますので、関数を駆使して色々なことができます。
そこで、関数を用いて効率化が図れるようなものについて紹介します。

T.テキストデータの作成・展開

fortran等のプログラムでの入出力ファイルは、実数・整数・文字等の区分と桁や文字数がformatとして決められています。
このファイルがテキストファイルの場合には、テキストエディタなどで作成・閲覧することになりますが、データ量が多いと作成・展開作業が非常に手間を要します。
そこで、作業の軽減をExcelで行う方法について紹介します。

(1)入力データの作成

1) 数値データの場合

数値データを作成する場合は、文字列操作の関数を用いて次のようにテキストデータ化します。
このテキストデータ化の列をコピーし、メモ帳などのテキストエディタにクリップボード経由で貼り付け、所定の名称で保存すれば完了です。

数値データ化

@ =LEN(セル番地) LEN:文字列の長さを返す。
A =IF(ISERROR(SEARCH(".",セル番地))=TRUE,0,SEARCH(".",セル番地))
   ISERROR:セルの内容がエラー値の場合にTRUEを返します。
   SEARCH:指定した文字の位置を返します。
B =A−@
C =小数桁を揃えた時の全桁(B・Cでは最大値の 3[指定小数桁] としています。)
D =REPT(" ",format桁-Cの桁)&FIXED(セル番地,指定小数桁,カンマの有無)
   REPT:文字を繰り返します。
   FIXED:数値を文字に変換します。
   "&":文字を合体します。
E =Dの合体

2) 文字データを含む場合

文字データの場合には、上記の@式とD式の改良型の2式のみで行えます。
Dの改良型 =セル番地&REPT(" ",format桁-@の桁)
    [左詰めの場合、右詰めの場合はセル番地とREPTが逆になります。]

文字データ化

(2)出力ファイルの展開

出力ファイルの展開は、データ作成よりも容易に行えます。

1) 数値データの場合

数値データの場合には、LEFT・RIGHT関数を組み合わせて、桁に見合う文字列を取り出し、VALUE関数で数値化します。

数値データ化

@ =VALUE(LEFT(セル番地,文字数))
   VALUE:文字を数値にします。
   LEFT:文字列の左側より文字数を返します。
A =VALUE(RIGHT(LEFT(セル番地,文字数),文字数))
   RIGHT:文字列の右側より文字数を返します。

2) 文字データを含む場合

文字データを含む場合は、その文字列部分のVALUE関数をはずせば良いだけです。
@の改良型 =LEFT(セル番地,文字数)

文字データ化

(3)サンプル

上記をサンプルにしましたので、ダウンロードしてご活用ください。

Excel活用.xls

U.表の値抽出

表から値を抽出するには、表の方向により、VLOOKUP(縦),HLOOKUP(二次元の表を作成したfortran等のプログラムでの入出力ファイルは、実数・整数・文字等の区分と桁や文字数がformatとして決められています。
このファイルがテキストファイルの場合には、テキストエディタなどで作成・閲覧することになりますが、データ量が多いと作成・展開作業が非常に手間を要します。
そこで、作業の軽減をExcelで行う方法について紹介します。

文字データ化

excel関数例.xls

V.鋼材の腐食後の断面諸元算定

港湾構造物等の設計において、鋼材の断面諸元に腐食代を考慮したものを用いる場合がある。
ここでは、AutoCADを利用してH形鋼と溝形鋼の断面諸元を算定する方法と、鋼矢板の腐食時の断面性能算定図をデータ化して算定する方法を紹介します。

(1)H形鋼及び溝形鋼の断面諸元

AutoCADのリージョンとマスプロパティを利用して、描画した図面の面積、慣性モーメント、回転半径等を求め、これらより断面諸元を算定する方法を紹介します。
「AutoCADのひと工夫」を用いて算定する方法で、H形鋼と溝形鋼のやり方が同じなので、溝形鋼の場合を例として説明します。

下表を溝形鋼の初期断面諸元とします。

溝形鋼断面諸元

@ 諸元入力セルに腐食代とNo.を入力します。

入力算定画面

A AutoCADを起動し、貼り付けカ所をコマンドラインにコピーするとマスプロパティが表示される。
B 画面のマスプロパティの値をExcelに入力すると断面諸元が算定される。

マスプロパティ

H_溝形鋼断面諸元cad_ver-1.xls

(2)鋼矢板の断面諸元

鋼矢板の腐食時の断面性能は、「鋼矢板 一般社団法人鋼管杭・鋼矢板技術協会」やメーカーカタログの腐食時の断面性能算定図より算定している。
この算定図を読み取り数式化して、任意の腐食代における断面諸元を算定する方法を紹介します。

下表を鋼矢板の算定表とします。

鋼矢板表

@ 入力セルに算定諸元を入力します。
A 下段の表と算定図が変わります。

鋼矢板諸元_ver-1.xls

W.カレンダー

祝日のうち、春分の日・秋分の日は毎年異なりますので、その日を入力する方法によるカレンダーについて紹介します。

下表が祝日の入力シートになります(赤字・振替は自動計算)。

祝日

月別カレンダー

月カレンダー

年間カレンダー

年間カレンダー

年間スケジュール

年間スケジュール

干支満年齢早見表

干支満年齢早見表

カレンダー.xls